うまれかわった財布物語

usami 

2009年02月15日 17:56

登場人物

父の妹である(おばさん 姉 ・おばさん 妹)


この財布は、私が何年か前に
アウトレットあしびなーで、買ったグッチのB品財布。

色が気にいって、B品だろうが気にせず購入したのですが・・
使用するうちに、黒くなっていき・・
おまけに、私は何でも財布に入れるので、デブ財布になって。

この前、実家に帰った時に
せっかくだから、銀座で財布でも買って帰ろうかな~って話してたら

おばさん(姉)が、

捨てるなら、私が使うからちょうだいっていうんです。
え~ こんなに汚いの使いたくないでしょう!?
と言うと、記念にもらっておくと言うので置いて沖縄に戻りました。

すると、おばさん(妹)から、こんなメールが来ました。

「お姉さんたら、お財布をクリーニングに持っていったらしいよ!そしたら、クリーニング屋さんに、お財布をクリーニングする人初めてです。買った方が安いと思いますが・・と言われたんだって。それでも、お姉さんたら
それでもいいからって出したんだって~。まったく変わった人だよ。」
と実の姉を、馬鹿にしておりました

私も、そこまでして使ってもらわなくても良いのに・・・って内心思っていたんですけど

昨日、おばさん(姉)から、写メールが届いて、

「こんなに綺麗になったよ。大切に使わせてもらいます」と書いてありました。

本当に、見違えるほど綺麗になった財布におどろき!

クリーニング+加工 までしてもらったらしい。

で、その直後に今度は、おばさん(妹)からメールが

「財布、きれいになったねやっぱり物を大切にするのは大事だね。幸ちゃんも服やバックも大切に使ってね。いらなくなったら、ちょうだいね」

と書いてありました。
まさに、その通りだなぁって思いました。

が、このおばさん(妹)は、私が実家に帰るたびに

ねぇねぇ、その時計(オメガ)まだ飽きないの~ ちょうだいよ~ と
ねばって5年も言い続けたので、この前、あげました

まだ飽きてなかったけど、お世話になっているからあげたのですが

代わりの時計を、何にしようか?と買いに行っても、どうしても、またオメガに目がいってしまって(笑)
もう少しで、またオメガを買うところでした・・・

最後に、おばさん(姉)が、なぜ、そこまでして財布を欲しがったか?
私なりに分析してみると
財布が欲しかったのではないはずです。

私の歴史を引き継いでくれたんです。

去年、沖縄に遊びに来た時も、私が家にあるソファーをいらないけど、思い出があるから捨てられないんだ。って
話をしたら、じゃあ、私が使うからちょうだいって言うんです。

ソファーは3万円で買ったけど、秩父市まで送ったら、もっと高いのに!
買った方が安いでしょ。というと
思い出があるんでしょ?だったら大切に使うから、高くなってもいいから、ちょうだいって。

あの時は、何も言わなかったけど、内心

じーんとしてたんです。

だから、たぶん今回の財布も同じだと思います。

おばさん(妹)は、ただ欲しいだけだったと思いますけど
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