そう、とっても明るくてお調子者! 人気者! といった感じの方でした。
そして親分肌というか応援団長というか、義理・人情で生きてきたタイプです。
私は、K社長に率直に
「本当に社長になっていいのですか?今なら、まだ間に合いますよ」 と・・
今考えると、こんなこと言う私っていったい何様??!! って感じですね。 反省 役員でも株主でもないのにぃ~
だって、きっとK社長は、まだ知らない。 これから始まるミスターYらの台風を・・
K社長は、べつの会社の代表取締役もやっているんです。 だから、2つの会社の社長が
できるのか? って素直に思いました。 そして、こっちは上場基準に従わないといけない。
明らかに、今までやってきた社長業と違う面倒な部分もある。 いくら時間があっても足りない。
それに気づいているのか?ということが知りたかったのです。
K社長は、 「実は・・・・。僕も最初は、営業部長のようなノリと人助けだと思って軽く引き受けたので す。ドタバタ劇になってしまって今日まできてますが、実は本業の仕事ができない。」
やっぱり、不安な様子でした。
でも
「引き受けたからには、本気でやらなければいけないと思っています。社員のことを考えたら余計に」
と言っていました。 この短期間で、すでに社員のことを 僕の社員 と考えていました。
そして「まだ社員とのコミュニケーションが取れていないので、今度、皆と一席もうけようと思います。」
「彼らも、動揺しているだろうから、まずは何よりも信頼関係をつくることが僕の仕事です」
と。
会話すること30分ほど。
私は社員達に、親分ができたと思い
ミスターYの言うとおり、K社長だったら今まで出来なかったこともできるんじゃないか? と
感じたのでした。
そして、そんなとき社員たちは、K社長の歓迎会!を企画していたのでした。
会社のホワイトボードに“社長歓迎会”の案内を見て、なんだか微笑ましく思っていたのですが
なんと前日の深夜
社員から私の携帯に電話がきたのです。
「宇佐美さんも一緒に参加してください。僕達の仲間だから」
って。
このときの気持ちは、説明しなくても分かってもらえるでしょう