ミスターY物語⑤  社長交代劇

usami 

2007年06月12日 09:46

おせっかい宇佐美は、

新社長K氏と会うことになったのでした。

K氏の第一印象

さわやか・誠実そう

想像していたより若くて肌がつるん
小麦色。

実は、お会いする前に総務の女性スタッフに

「K社長って、どんな感じですか?」 と聞いていたのですが

「調子が良すぎて、人の話し聞いてるのか聞いてないんだか・・・」  と。
そう、とっても明るくてお調子者! 人気者! といった感じの方でした。

そして親分肌というか応援団長というか、義理・人情で生きてきたタイプです。

私は、K社長に率直に

「本当に社長になっていいのですか?今なら、まだ間に合いますよ」 と・・

今考えると、こんなこと言う私っていったい何様??!! って感じですね。 反省 役員でも株主でもないのにぃ~

だって、きっとK社長は、まだ知らない。 これから始まるミスターYらの台風を・・

K社長は、べつの会社の代表取締役もやっているんです。 だから、2つの会社の社長が

できるのか? って素直に思いました。 そして、こっちは上場基準に従わないといけない。

明らかに、今までやってきた社長業と違う面倒な部分もある。 いくら時間があっても足りない。

それに気づいているのか?ということが知りたかったのです。

K社長は、 「実は・・・・。僕も最初は、営業部長のようなノリと人助けだと思って軽く引き受けたので         す。ドタバタ劇になってしまって今日まできてますが、実は本業の仕事ができない。」

やっぱり、不安な様子でした。

でも

「引き受けたからには、本気でやらなければいけないと思っています。社員のことを考えたら余計に」

と言っていました。 この短期間で、すでに社員のことを 僕の社員 と考えていました。

そして「まだ社員とのコミュニケーションが取れていないので、今度、皆と一席もうけようと思います。」

     「彼らも、動揺しているだろうから、まずは何よりも信頼関係をつくることが僕の仕事です」

と。

会話すること30分ほど。 

私は社員達に、親分ができたと思い
ミスターYの言うとおり、K社長だったら今まで出来なかったこともできるんじゃないか? と
感じたのでした。

そして、そんなとき社員たちは、K社長の歓迎会!を企画していたのでした。

会社のホワイトボードに“社長歓迎会”の案内を見て、なんだか微笑ましく思っていたのですが

なんと前日の深夜

社員から私の携帯に電話がきたのです。

「宇佐美さんも一緒に参加してください。僕達の仲間だから」

って。  

このときの気持ちは、説明しなくても分かってもらえるでしょう
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