ミスターY物語⑥ 社長と社員

usami 

2007年06月13日 09:13

社長歓迎会が始まった。

ひとりひとりの自己紹介。 名前・年齢・住んでいる場所・家族構成・勤続年数 など。

この中で印象に残った挨拶が2つありました。

1つは、新入社員。 もう1つは勤続年数12年の社員です。

まず、新入社員から

「僕は、この会社に入って良かった。自分はこの業界を長く経験しているけれど、こんな経験ができるとは思わなかった。 皆は新しく入った自分のことを気にいらないと思うけど。 それでも自分は、ここで頑張りたいって思っている」 と。

たのもしいお言葉であります。

それから各社員で、本音トーク開始


そして勤続年数12年の稼ぎ頭からは
「僕は、今まで自分のためと創業者のために頑張ってきた。 株主や経営陣が変わってから

 は、何のために頑張ればいいか、わからない部分があった。」

「K社長は、この会社にどこまで本気になれるのですか?他の会社も持っているし、大丈夫ですか?」

と。

私は、この挨拶に全てが凝縮されている!!!! と鳥肌。 本当に素直な気持ちだったのだろう。

その時、別の社員が

「K社長に迷惑をかけないように僕らがしっかりしていこう。K社長の立場を守るためにも」

その言葉に対して

「なんで僕らがK社長の立場を守らないといけないんだ? それはおかしいだろう。」

という意見が出た。 深い、深すぎる。。

そしてK社長の挨拶

「他の会社もやっていることと、皆と一緒にがんばっていくこと、これについては、もう少し時間を
 ください。すぐに自然と答えが出てくる。安易に表向きだけで答えたくないから、時間をください」

「ただ、皆!俺を信じてついてきてくれ。」 「俺が社長でいいか?」

そこで皆が一斉に

「いいとも~」  僕らの道しるべをしてください。


感動。

1つになった、いや、これから1つになろうとしている始まりを見た。

そして、8ヶ月の私の物語は終わったと。

1次会から、二次会へ移るとき

横断歩道で、K社長が先頭に

会社名をさけびながら、わっしょいわっしょいと行進する。K社長の後ろをついていく社員たち。

この日、皆のパワーは絶好調で。 圧倒されました。

先に帰った私は、帰りながらミスターYに

“いい会社になりますね” と

翌日、さっそく電話で

ミスターY 「ね。僕の言ったとおりでしょ」


ミスターY物語 第一幕 終了

と、いいたいところですが


最後、⑦を第一幕最終 とします。
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