ミスターY物語②

usami 

2007年02月18日 14:20

15日のカレンダー


働くということは素晴らしいですよ


辛いこともあるけど、自分が磨かれ心が豊かになります


とダイエーの会長のお言葉のようです


 

15日にならなくても、このページを開いている最近です



ミスターYと、ちゃんと話しができなかった当初の話し。

電話で一方的に、用事を言われることが続きました。

こちらが伝えたいこともたくさんあるのに・・・。 という言葉にできない気持ちが溜まるばかりです。

このままでは、良い仕事が出来ない・・そう思った私はミスターYを、思い切って呼び出しをしてみた

携帯番号を聞いて(←こそこそと)電話をし

「宇佐美ですけど、1度会って相談したいことがあるんです」 と。

ミスターYが、翌日大阪に帰るという最後の夜。 暇ではなかったと思いますが

その日の夜おそくに、時間を取ってもらうことができました。

いざ、戦闘開始という思いで私は

待ち合わせの居酒屋に。

言いたいことが山ほどある。何から伝えたらいいか?でも、言いたいことを整理しているうちに

全部が言い訳に感じてくるところもありました。 うぅ

そして、ミスターYは現れた。

にっこにっこ(いつもそうです)の笑顔で、おつかれさーん。ってな感じで。

私も、にっこにっこの笑顔で(のつもり)挨拶をしました。おっと相手のペースに引きこまれそうだ。

そして乾杯。

たわいもない話の後に、すぐにミスターYが言ったのです。

「宇佐美さん。目隠しされて、ただ走らされているような気がするでしょう?それで、今日、僕に電話してくることになったのですよね」

「・・・・。 はい、その通りです」

これで今日の私は、言いたいことの半分以上が解決してしまった  単純


私が言葉にならない気持ちになっていた理由の1番は

経営陣や責任者が現場にいなかったことによるものでした。


株主が変わり、新役員の編成をしている真っ最中であったために仕方のないことです。

でも、何をするにも誰に聞けばいいか分からなかったのです。

今まで関与させていただいている会社は、社長が全体を把握してます。

またはNO2がいて、対応してくれます。

それで、いくら経理を外注に出しても私達には決裁権は当然ないし、社長の望むような仕事をする

のを目的としているから、社長に従うのが基本

不在な場合のことは想定外であった! 

正確にいうと、不在ではなく、長年この会社を成長させ、守り続けてきた元経営陣がいました。

でも、方針を聞いていない私としては、誰に従うべきか悩んでしまったのです。

そんなことを考えていても、日々、日常は過ぎていく・・

そしてまた、ベテラン経理が退職した直後に私達が関与したもんだから内容がつかめない。
引継ぎは、2度。簡単にしか行っていなかった

おそらく私のような思いは、社員も感じていたでしょう!これから、経営陣が変わって

どうなってしまうんだ?と。 自分の働いていた職場の経営陣が変わるというのは大きな出来事です。
それも、普通の人であれば株主だとか取締役だとか、そんなのはあまり考えません。

経営陣が変わる!!なんていう大きな事件は、沖縄では珍しいことでしょうし、良からぬ噂を
たてる人も出てくる。 株式取得したとこが本土会社となると、これまた噂はエスカレートしそう

のっとられた説が出てくるのが一般的でしょうが、案の定そんな噂もちらほらあったようです。

私は、最初から見ているので何が起こったかはある程度は把握してますが

今回は、本当に人の噂って、こうなっていくんだーと改めて感じることができました。  

それよりも社員の心境も心配です。

自分が社員だったら?と想像してみたら、充分な説明があったとしても、あーでもない、こーでもないと皆でぐじぐじ言うと思うし言いたいとも思うし。

給与規定どうなるのさ?とか ←こんなのが本音だと私は思うわけで。

もちろん事前に、元経営陣も、新経営陣も一緒になって社員に対して説明はありました。会議を設けて今後の目指すところを、説明していたのを私も見ました。

それでも、きっとこういう状況は、やってもやっても足りないのでしょう。

そんな中

いろいろなことを察知しても、誰に言ったらいいの?!という焦りも私に出てきていました。

そのとき、上の人たちは何か動いている。 何か言ってくる。

現場を見ることなく言ってくる。

事件は現場で起きているんだ会議室じゃない。

と、ドラマの台詞を大声で叫びたくなってしまった。 

その気持ちが、

ミスターYの目隠しをして走らされている、という一言で

さぁーっと引いていくのが自分でもわかりました。

つづく
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