個人事業と法人事業 ①

usami 

2006年08月12日 21:14

個人事業から法人組織にするタイミングを

個人事業者は誰もが1度は考えるのではないでしょうか?

どっちがお得なのだろう

ある程度、事業が軌道にのり儲けも出てきたころ

確定申告時の納税額が多くなった時にびっくりする。 1度に払うから、ただでさえ、びっくりするのに(笑)
個人の儲けが1年間に800万の場合で比べてみよう!
 (儲け=売上-仕入-全部の経費)

●所得税
●法人税
●住民税
●事業税

の全部を比較してみると、約60万円ほど法人事業にした方が税金が安い

ちなみに、
個人事業の納税額計=1,786,700円   法人事業の納税額計=1,176,200円


では、1年間の儲けが500万だったらどうだろう?

答えは法人事業にした方が、約30万お得。だけど!!!

30万お得であっても、法人にした時にかかる経費を考えたら、30万という差額は微妙である

法人にしたことによって増える経費を考えないといけない。

ここで社会保険のお話。

社会保険は、法人の場合強制適用

個人事業だったら、常時5人以上雇っていたら同じように加入義務が発生するようだ。

では、社会保険の会社負担分どのくらいなのだろうか?  

月に150,000円の従業員にかかる社会保険料は、16,866円である。
月に200,000円  ・・・               は、22,400円である。
月に300,000円  ・・・               は、33,600円である。

給与額の11.2%会社負担の社会保険料と考えれば良い。

社会保険の他にも、労働保険料もかかる。
労働保険とは、雇用保険+労災保険であり、1人でも雇用していたら加入しなければならない。

労働保険は、給与額の1.6%が会社負担である。

150,000円だったら2,400円
200,000円だったら3,200円
300,000円だったら4,800円

まとめると

給与額20万円の人を雇うには、給与以外に25,600円経費がかかる 年間にして307,200円である。

給与以外の経費も、事業計画をたてる時は忘れてはいけないですね。


法人事業にして節税になる理由についての関連記事です。
http://usamiyukie.president-blog.jp/t524697

http://usamiyukie.president-blog.jp/t524755
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