一番手ごわいのは・・
企業が倒産の危機を感じたときに、こわいのは公的機関だと聞きます。
公庫、信用保証協会。
だけど、一番手ごわいのは税務署?!とも書かれています。
消費税や従業員から預っている源泉所得税を、税務署に払わないことがあります。
苦しかったら、どうしても給与支払や、掛の支払に回してしまいますよね。
私も過去に、そういう会社を見たこともあります。。。
表向きは立派。 決算書を見ると、未払金だらけです。
会社の申告を税務署にするときに、「科目内訳書」 を添付します。
これは、普通預金がどこの口座にどれだけある?など、決算書の内容を記載するのです。
その中には、売掛金の内訳書もある。
そこには、取引先、住所、金額を記載するんですね。(金額は50万円以上を記載とある)
ずっと前に、ある先輩が言っていた言葉を思い出した。
「50万以上を書けば良いってあるから少額は書かなくて良いのは分かるけど、書いてあったほうが
わかりやすいよね。」 と、ぶつぶつ言っていた。
その時、わたしは「たしかに。書いてあったほうが分かりやすい。でも、どっちがいいのかな?」
と疑問に思ったことがあった。そして今日まで忘れていた。
と、ここで記事に戻るが
手形が不渡りとなった翌日、いっせいに得意先の売掛金が差し押さえれれ、滞納税金に充てられた
とある。
差し押さえられた売掛金の得意先情報の出所は、会社が提出している科目内訳書だったらしい。
まじめで仕事熱心な税理士ほど、少額のものまで丁寧に住所欄に番地まで書く、ともある。
(ちなみに、この記事は税理士さんが書いてます)
ほー
長年の素朴な疑問が、今日やっと解けた。
それと、これも知りませんでしたが自己破産しても滞納している税金は免責にならないんですねー
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