消費税 ②
もう1つの本則課税と違って、自社が払った消費税を計算しなくても良いんです。
売上高だけを見て、計算することになります
だけど、いろんな業者があり仕入の割合も違う。
だから、5種類にわける区分があります。
第一種事業 → 卸売り (業者へ販売している)
90%
第ニ種事業 → 小売 (一般消費者に販売している)
80%
第三種事業 → 製造・建設業
70%
第四種事業 → その他 (飲食店や金融、保険など)
60%
第5種事業 → 不動産賃貸等 (サービス業)
50%
赤の字の%が、みなし仕入率といって、この業種であれば、売上のこれくらいが仕入だろう!と
決められている%です。
売上の消費税① -
①×みなし仕入率 = 納付すべき消費税
となるわけです。
第一種~五種まであるので、自社のサービス内容によって区分を分ける必要が出てきます!
例えば、いつもはサービス業だけど
物を販売するときもある場合は、販売した時だけは一種やニ種を選択するなど。
みなし仕入率が大きい方が、納める金額も減るために、ちゃんとしていた方が良いということ。
1つの事業で、全種類の事業区分がある!!のが、自動車整備業。。。
例えば
普段の整備は、第五種だけど、下取りした車を板金塗装して売った場合は第三種になる。
また、新車を仕入れて消費者に売ったら、第ニ種だし
自動車保険を売って手数料をもらったら、これまた第四種。
難しい・・・・
それから注意しないと、いけないのは
大きな設備投資がある場合、簡易課税を選択していると
損する場合があります。
例えば、1年で預った消費税は1万円。 でも、この年に店舗改装をして業者に105万円(消費税5万)払った。 払った消費税が4万円多いから返して~といっても戻ってこない。
本則課税だったら、4万円は戻ってくるんですね。
つまり、そういった先の計画も考えて
2つの制度を選択しないといけないんです。
おまけに事前申請が必要なので、気づいた時に変えたくても遅いです
大きな動きがあるときは専門家に相談することがお勧めです。
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