2006年01月17日
おもしろい

経営コンサルタントであり税理士の岡本さんの本。
これを読んで反省してしまったこと、たくさんあり・・
中小企業の決算書とは、結局、税務署のためのものでしかない。
税金を計算するためという。
例にあげれば、減価償却費。
減価償却費とは、使用することによって価値が低下したと考えられる額を費用に計上
することを言いますが。
ここで、計算する時に必要なのが、耐用年数。
耐用年数は、決められてます。←国税庁の定めで。
耐用年数に従って算出した金額を、減価償却費に計上するのが一般的。
でも!
商法では、耐用年数どおりにしなくても良いのです。
「相当の償却」であれば。
国税庁の定める耐用年数に合わせていたら、本当の利益が分からなくなる場合がある。
どう考えても5年しか、使えない設備だけど
耐用年数は、10年となっている。長い期間で、償却費を計上しなければいけない。
償却費が増えれば、利益が減り税金も減る
ので税務署は、耐用年数は
長めにしたいですよね~
本来の会社の利益を、決算書にのせたかったら・・
相当の償却をし決算書をつくる(経理の仕事) → 申告時に税金の計算で、計上しすぎた償却分を加算 する (会計事務所の仕事)
結果、収める税金は一緒なのですが
決算書は、誰の為のもの?
ということですよね。
Posted by usami at 09:04│Comments(3)
│経理
この記事へのコメント
宇佐美社長 おはようございます。
この本、実ははタイトルに引かれてかいました。
数ヶ月前に
すごく内容がデープーでした。」
でも私はもちろん大丈夫です。
Posted by 糸数盛夫 at 2006年01月17日 09:38
私の父の税理士事務所では、常に2つの決算書を作成していました。
1つは、税務署用。
そして、もう一つはキャッシュフローを中心とした
社長用の決算書でした。
その時は、多少面倒だと思って作成していたのですが、
その経験が今になって役立つとは、当時全く思っていませんでした。
この本が出版される10年以上前の話ですが(笑)
Posted by 平原 理日朗 at 2006年01月17日 17:18
糸数社長。
いい意味での裏帳簿を、一緒につくりましょー
平原さん。
10年以上前から、そういった認識でいられて羨ましい限りです。
私が、新人だったころ、まだ銀行決算用と税務署申告用があったり
してました。。
同じ2つの決算書でも、全く違う2つですねー(笑;
平原さんのお父様のような事務所で勉強したかったです。
Posted by 宇佐美幸恵 at 2006年01月18日 11:09