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2007年07月09日

不正・・②

不正の記事にコメントをいただいたので続きを書こうと思いますおすまし

不正を追求する場に同席したとき

そのとき私は、

「どうして私がここに座っているのだろう?」

「このようなことは社内で解決してもらいたい・・」と思いながら、その場の空気に耐えられず

ただただ自分の膝を見つめていました。

事実は、そこに座っていた私には全く分からない。

追求する側も、される側も、ものすごい想像のつかないパワーが必要。

私は

膝をみつめながら

いろいろなことを考えていました。

もし、私が目の前にいる人の立場だったら、どうするであろう?

追求されていたとしたら、たぶん大暴れをしていたと思う。

事実でないのであれば怒り

怒りを通り越してくるって机を倒したり、泣き叫んだり? とにかく一生懸命やってきたのを

全否定!されるわけであるから正気でいられないと考えた。

こんな冷静に話しなんて出来ないよ・・

逆に、不正をしてしまっていたら、とにかく諦めて謝るしかないだろう。

でも、ここで素直に謝ることができるのであれば・・・ 

今日まで、嘘をつき続けることはしないのかもしれない。

何度も辞めようと思ったに違いない。それに、立ち直れるチャンスもあったのではないか?

嘘に嘘をかさね、自分が自分でなくなり、いつも不安な気持ちでいて誰が幸せになれる?

でも、そうでなくなった理由が何かあったに違いない。

もしかしたら、誰かに気づいてほしくて。

やっと終わることができる・・と思っているのかもしれない。


私は、自分の膝を見るのをやめ全員の顔をみた。

これは、私自身のために顔をあげた。。。

目の前で行われている事実を、きちんと見ないと!

こんな場に立ち会うことになったのは、何か理由があるはずだびっくり

追求する経営者の気持ちも考えてみた。

今まで、一番信頼していた人に裏切られたかもしれないという失望。

資金繰りに苦労した理由がわかった失望。

でも失望しているだけでは経営は続けていけない。

だから、きちんと事実と向き合い

反省をし、ここからスタートするんだ。

という強い気持ちが感じられた。



その日、私は大きなショックを受けた。そのショックは、自分達がやるべき仕事が

深すぎることに気づいたから。

ここ2年で、すでに数社の事例をみている。被害額は、数万円もあれば、1億円までだ。

どこにも共通するのは

現金の管理がきちんとされていなかったこと。

それから、1人が担当していることだ。 他の人が近づこうとすると、それを阻止する。

いろいろな理由をつけて、ぜったいに入らせない。

経営者が信頼しているわけだから、経営者もその人が言うことを聞いてしまうタラ~

だけど、周りの人間は、おかしいなぁ・・と思っている。

でも、それは経営者の耳には入らないのだ。 これも阻止されているから。

結局、不正を起こさせない仕組みをつくらないといけないパンチ

ある会社では、レジ金が1円でも合わないと誰も帰らないという。

現金の誤差をどう考えるか? 責任者がポケットから入れればいいというわけではない。

今は実験的に、経理の合理化+不正ができない仕組みを立ち上げているところ。

まだまだ未完成ではあるが、金の魔力に引きずりこまれないように。

ただ、きっと不正が出来ない仕組みはとっても単純なのだ。

誰でもわかる単純なやり方にする。 整理整頓をする。


最後に、不正で被害にあった数社は、今でも再生するために

ただ前だけを向き、強い意志をもって突き進んでいますぐー

第三者がみたら、いつ倒れてもおかしくない財務状態であっても、倒れないのです。

金の魔力、負の塊が社内からいなくなった。

それだけでも、お金に変えられない+要素だったに違いない!


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Posted by usami  at 08:18│Comments(0)経理
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