2007年06月14日
ミスターY物語⑦ 第一幕 完!
大阪に戻る前のミスターY 隠し撮り。
自分の気持ちを整理するため+愚痴と感情披露?で
記事を書き始めたら、ちょっとした物語になっていた。
わたし自身、記事をふりかえる。
物語の最大のポイントは、中小企業が抱える事業承継問題にある。
年間約29万社が廃業し、そのうちの7万社は
「後継者不在」が原因とされる。なんと、雇用の喪失
20万~30万人 以前は、親族承継が94%
だったようですが、最近では子供へ4割。
親族を含めても6割まで減っているという記事を読んだ。
ミスターY物語の発端は、M&Aである。
今回は、売り側と買い側の要求が一致した
売り側の創業者(会長、社長)は、高齢であった。
しかし、高齢であっても商売人根性がなくなるわけはない。
まだまだ、やりたいことは尽きない。 しかし残念なことで
心と体は一緒ではなく、健康に勝るものはないことを知る。
創業者は、「早く落ち着いて安眠したい」と言った。
長年継続してきた事業を他人に渡すとき。
私は、当初その後どうなるのだろう?という好奇心もあった。
いくら売却したからといって気持ちの部分で切ることができるのだろうか?
今回のケースは、見事に創業者は一線から退いた。
経営から離れた創業者の表情が日に日に変わるものも見た。
見事だった。
M&Aとは、企業や組織の取得によって“金で時間を買う”ことのようだ。
金で時間を売る人、金で時間を買う人。 時間
この時間というのが様々な問題を引き起こすのかもしれない。
うまく言えないが、互いの時間差をどう埋めていくか?がM&Aの成功であるように感じた。
(法律、会計、税務・・ その辺の細かいところは理解できていない私がいうのが合っているかは別として
)
中小企業であれば、よくテレビ
で聞く
“敵対的”というのは無縁のように感じる。 というか・・ 無縁でありたい!
私は、M&Aの本を何冊か読んだりもしてみたが、実行プロセス(ターゲットの選定、合意、条件の決定、契約・・)のものしか読んでいない。
今回の私の体験は、本当に有難いものであった。
まさに体験記
難しいことは1つもない、人と人との感情論だったようにも思える。
そして、第一幕がおわったこれからは感情論から実務にいくべきなのだ
と私自身も自然に感じることができた。
ただ、沖縄と本土は違う・・ 今まではそうじゃなかった・・ 何もわかってない・・
という感情論は第一幕で終わるべきである。
第二幕がどうなるか?私には想像がつかない。 しかし次のステージに土俵が変わっていくことだけは理解できる。
ミスターYに言われた。 「宇佐美さんはもっと東京や大阪をみるべき。それが既存のお客さんにも
これから関わる人たちに対しても貢献できることにつながるのだから
」
どこかで、ここは沖縄なんだ。私は都会に未練もなく沖縄で暮らしたくて移住しているのに・・
もっと言えば、今受け入れられているこの環境でやっていきたい・・
と、思う反面、もっと違う視野から見るとチャンスを与えられる環境があるならば最大限に生かす
べきか?とも思えるようになった。
その理由。
私は、ずっとミスターYらが、沖縄を馬鹿にしているんじゃないか?と感じていた。 それが
どうしても許せない
100%信用できない。
でも、この前ミスターYが会話しているのを聞いて、考えに少し変化が出た。
「本土では当たり前のことを沖縄の業者はやらない。それが風土であると片付けるのも構わない。
だけど、僕はそれこそが沖縄が馬鹿にされているようで腹立たしい。だから妥協はしたくないんだ」
と。
沖縄だけの業者と、本土から沖縄に入ってきている業者でも、また違うが
全体的にみてビジネスのギャップに問題があるというのだ。 それは・・・
外も知らないと言えないことである。 考えることも、比べることさえ出来ない
大と小。 弱者と強者。
弱いものいじめをさせない、しないためにも、大を知らなければいけないのでは? と
次のステージ、第ニ幕。
それは私にとっても、大きな壁になりそうだ。
完
(ここまで読んでいただいてありがとうございますm(--)m)
今回は、売り側と買い側の要求が一致した

売り側の創業者(会長、社長)は、高齢であった。
しかし、高齢であっても商売人根性がなくなるわけはない。
まだまだ、やりたいことは尽きない。 しかし残念なことで
心と体は一緒ではなく、健康に勝るものはないことを知る。
創業者は、「早く落ち着いて安眠したい」と言った。
長年継続してきた事業を他人に渡すとき。
私は、当初その後どうなるのだろう?という好奇心もあった。
いくら売却したからといって気持ちの部分で切ることができるのだろうか?
今回のケースは、見事に創業者は一線から退いた。
経営から離れた創業者の表情が日に日に変わるものも見た。
見事だった。
M&Aとは、企業や組織の取得によって“金で時間を買う”ことのようだ。
金で時間を売る人、金で時間を買う人。 時間
この時間というのが様々な問題を引き起こすのかもしれない。
うまく言えないが、互いの時間差をどう埋めていくか?がM&Aの成功であるように感じた。
(法律、会計、税務・・ その辺の細かいところは理解できていない私がいうのが合っているかは別として

中小企業であれば、よくテレビ

“敵対的”というのは無縁のように感じる。 というか・・ 無縁でありたい!
私は、M&Aの本を何冊か読んだりもしてみたが、実行プロセス(ターゲットの選定、合意、条件の決定、契約・・)のものしか読んでいない。
今回の私の体験は、本当に有難いものであった。
まさに体験記
難しいことは1つもない、人と人との感情論だったようにも思える。
そして、第一幕がおわったこれからは感情論から実務にいくべきなのだ

ただ、沖縄と本土は違う・・ 今まではそうじゃなかった・・ 何もわかってない・・
という感情論は第一幕で終わるべきである。
第二幕がどうなるか?私には想像がつかない。 しかし次のステージに土俵が変わっていくことだけは理解できる。
ミスターYに言われた。 「宇佐美さんはもっと東京や大阪をみるべき。それが既存のお客さんにも
これから関わる人たちに対しても貢献できることにつながるのだから

どこかで、ここは沖縄なんだ。私は都会に未練もなく沖縄で暮らしたくて移住しているのに・・
もっと言えば、今受け入れられているこの環境でやっていきたい・・
と、思う反面、もっと違う視野から見るとチャンスを与えられる環境があるならば最大限に生かす
べきか?とも思えるようになった。
その理由。
私は、ずっとミスターYらが、沖縄を馬鹿にしているんじゃないか?と感じていた。 それが
どうしても許せない

でも、この前ミスターYが会話しているのを聞いて、考えに少し変化が出た。
「本土では当たり前のことを沖縄の業者はやらない。それが風土であると片付けるのも構わない。
だけど、僕はそれこそが沖縄が馬鹿にされているようで腹立たしい。だから妥協はしたくないんだ」
と。
沖縄だけの業者と、本土から沖縄に入ってきている業者でも、また違うが
全体的にみてビジネスのギャップに問題があるというのだ。 それは・・・
外も知らないと言えないことである。 考えることも、比べることさえ出来ない

大と小。 弱者と強者。
弱いものいじめをさせない、しないためにも、大を知らなければいけないのでは? と

次のステージ、第ニ幕。
それは私にとっても、大きな壁になりそうだ。
完
(ここまで読んでいただいてありがとうございますm(--)m)
Posted by usami at 08:26│Comments(6)
│体験記物語
この記事へのコメント
宇佐美さん、ミスターY氏の言うのには私も同感です。
ここで共通の話題なのかもしれませんが以前ある方の話しと人類学者の
興味深い話しがあったので書いておきますね。
人間は安定(定着-土地などへ定着し移動しない-)を求めると死滅する
運命にあったそうです。それが次の土地へと移動したことで脳の発達や
歩行機能の発達などの進化・発達をしてきたという説があるそうです。
宇佐美さんも沖縄が「琉球」と呼ばれていた頃は遠くは東南アジア
(今のマレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、中国南部など)と貿易
文化交流をしていたそうです。それが薩摩の支配を受けてからか島んちゅ
根性がついてしまったのか、島を出たがらない傾向が強くなったようです。
でも、ウチナーンチュの中でも世界で活躍する人は以前、河合さんの
ところで取り上げられていましたが「世界の中のウチナーンチュ」という
ように元々外向的な血を受け継いでいる人もいるようです。
(このブログで言えば田場裕也さんかな)
宇佐美さんやこのブログの中でも他の土地から沖縄へ来られて大きな
成長をされた方も多いと思います。成長には必ず「壁」は存在しますが
必ず越えられる道もあると思います。
私は遠くから沖縄のそのような発展を促進させてくれるプレジデントブログ
の方々(宇佐美さんを含めて(^_^)v)にエールを送ることしかできません
が必ずやミスターY氏が「やっぱ希望のウチナーンチュや」と言える方々が
でてくると信じてます。(芸能人だけが道じゃないっす(^o^))
<(_ _)>
Posted by T.H at 2007年06月14日 22:07
宇佐美さん、ご無沙汰しています。
頑張っていますね。
どんどん成長していきますね。 流石!
自分としっかり向き合って、
何のために、という「志」を高く、
実践は一歩一歩ですね。
これからのさらなるご活躍、心から願っています。
Posted by 喜納 朝勝 at 2007年06月15日 07:34
THさん
とても有難いご意見をありがとうございます。偉そうなことを言うわりには私
は歴史を理解していません。ミスターYやTHさんが言うような柔軟な頭と心を
もっていたいと思います。希望のウチナーンチュ!いいですねぇ~
喜納社長
ご無沙汰しております。
記事を読んでいてくれたのですね。ありがとうございます。
何のために←これが見えてきた気がします! 喜納社長と一席もうけたとき
は、まだ気づいていなかったものがあったように思います。
それから、喜納社長みましたよー はぴねす通信。 ペット同居向け新清掃
サービスを開始されたのですね。全国でも珍しいことを☆ 流石です。
目標達成&ご活躍、楽しみにしています^^
Posted by 宇佐美幸恵 at 2007年06月15日 09:26
2回目の書き込みですが…
今回のYさんの物語を非常に興味深く読んでいました。
自身が3代目になるので、(まだ3年目ですが)
第三者から見た事業承継はこんな感じ方をするのか、とか
本土と沖縄の人の違いとか、
いちいち共感することばかりでした。
また更新を楽しみにしております。
Posted by tomimura at 2007年06月15日 18:30
石垣でも、同様なことが頻繁に発生しています。
Y氏の理論、心底共感します。
ビジネスには、風土では片付けられない部分が多い。
癒しの石垣島と言えでも
ビジネスの波は押し寄せてきている。
弱者、強者。
敗者、勝者・・・・・・当然模倣図である。
弱者になってはならない、敗者になってはならない。
”癒しの島石垣島”だから・。。。。といって
のんびり生きている人なんか、島には一人もいない!。
勘違いしてはならない
環境は癒しでも、
生活は戦いである。
私は、常に自分自身に言い聞かせています。
「勝つことにはこだわるな!
しかし、絶対に負けてはならない!」。。。と
宇佐美さんが言っている
「弱いものいじめされない、させない」気概を
私達、うちなーのプレジデントの果たす役割なんだ。。。。と
思います。
このブログ記事で、刺激を頂きました。
ありがとうございます。
Posted by 西原 at 2007年06月16日 11:10
tomimuraさん
コメントありがとうございます。3代目なのですね。身内で事業承継ができることって素敵なことだと思います。承継者がいない難民が増えている中で・・。
わたしは、たまたま今回のような体験ができ、たくさんの気づきや葛藤がありました。これは、偶然ではないと思っています。
また、第二幕がはじまったら記事にさせていただきますm(--)m
西原さん
コメントありがとうございます。西原さんのコメントから、私も刺激をいただきました。癒しの石垣島・・ 本土からの進出も多いですよね。外からみる癒しと生活は・・違って当然ですよね! うちなープレジデントが負けてはいけないのですね!私も、その1人として・・立ち上がります(笑)
Posted by 宇佐美幸恵 at 2007年06月18日 12:37
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